「日当たりの悪い庭だけど、ほったらかしで毎年おしゃれな花が咲く植物を植えたい」という方におすすめなのが、日陰に強い多年草です。

多年草は、一度植えれば毎年葉や花を出して成長する植物。苗の購入や植え替えの手間がかからず、ナチュラルな雰囲気の植物が多いなど、魅力がたくさんあります。

この記事では、日陰に強くてナチュラルな花が咲く、初心者でも育てやすい多年草を参考価格とともに6つご紹介します。

花が咲く季節ごとにご紹介するので、1年じゅう花が見られるシェードガーデンも目指せますよ。

1. 【春】日陰でも育つ!ほったらかしで毎年春に花が咲く多年草2選

1.1 シャガ[常緑]

シャガ Iris japonica/アヤメ科

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シャガは春から初夏にかけて、趣のある花を咲かせます。花びらに出る、紫色とオレンジ色の上品な模様が魅力。たくさん咲いたら、切り花にしてお部屋に飾るとおしゃれですよ。

草丈が30~70cmと高めなので、花壇の背景におすすめです。細長く伸びる葉が、花のない季節もお庭を彩ってくれます。

乾燥に弱いので、地面が乾いていたら水を与えましょう。寒さにも弱いため、寒冷地ではプランターで育て、冬は室内に入れてください。

※参考価格:300~1000円前後(10.5cmポット苗)

1.2 アジュガ[常緑]

アジュガ Ajuga/シソ科

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春に紫やピンクの小花を穂状に咲かせるアジュガ。葉色のバリエーションが豊富で、花のない季節もカラーリーフとして楽しめます。

地面を這うように広がっていくので、グランドカバーにおすすめ。寒さに強く、寒冷地のシェードガーデンにも地植えできる、たくましい植物です。

乾燥に弱いため、地面が乾燥していたら水やりをしてください。花が終わった後は花がら摘みをしておくと、見栄えがよくなりますよ。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)