老後生活を年金だけで過ごすことができればよいですが、誰でも実現できるわけではありません。
さらに、昨今の物価高騰で家計の負担が増えており、老後生活への不安は増すばかりでしょう。
老後への不安などから投資を始めた方や、これから始めようと考えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、2024年1月に開始した「新NISA」で積立投資を行った場合の運用結果を、積立金額・積立期間別にシミュレーションしました。
ご自身の老後までの期間に当てはめ、投資計画を立てる際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
1. 公的年金の平均受給額はどれくらい?
公的年金の受給額は加入期間などによって異なり、厚生年金は月1万円未満~30万円以上、国民年金は月1万円未満~7万円以上と個人差が大きくなります。
厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険(第1号) 受給権者の平均年金月額は14万3973円、国民年金は5万6316円でした。
男女別の平均年金月額を見ると、以下のようになっています。
1.1 男性の平均年金額
- 厚生年金:16万3875円
- 国民年金:5万8798円
1.2 女性の平均年金額
- 厚生年金:10万4878円
- 国民年金:5万4426円