NISA制度を利用して利益が出た場合、利益に対して税金がかからなくなることから、投資をする人にとってはお得な制度といえます。
そんなNISA制度が、2024年から新たに「新NISA」となったのをご存知でしょうか。
本日2月13日はNISA(ニーサ)の日です。
新NISAでは、非課税保有期間が無期限となっただけでなく、年間投資額が大幅に増額されたことで、より長期的な資産運用がしやすくなりました。
老後資金問題が騒がれている近年では、「資産運用」の利用を検討する人も増えてきていますが、今回の新NISAに対してどのくらいの人が関心をもっているのでしょうか。
本記事では、実際の調査データをもとに、資産運用におけるアンケート内容を紹介していきます。
「年収と投資の関係性」や「公的年金の信用」などの調査結果も紹介しているので、参考にしてください。
1. 会社員の半数がすでに投資を実践している
カネとホンネ調査研究所は、都市部に居住する20~59歳で会社員の男女505名を対象に、資産運用についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査名称:資産運用についてのアンケート
- 調査期間:2023年12月18日
- 調査対象:都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20~59歳で会社員の男女
- 調査数 :505名
- 調査方法:Webアンケート
- リリース公開日:2024年1月30日
上記調査の結果、会社員の半数がすでに投資を実践していることがわかりました。
47.9%が「すでに投資を実践している」と回答しており、10年以上投資をしている人は16.2%、10年未満の人が31.7%に。
ここ数年で投資をする人が増加していることがわかります。
NISA(少額投資非課税制度)が開始されたのは、今から10年前の2014年であることから、NISA制度が投資人口の拡大に影響しているとうかがえます。
1.1 9割以上の投資実践者がNISAに関心あり
カネとホンネ調査研究所の調査で、今年から始まった新NISAに対する意向を聞いたところ、9割以上の投資実践者が関心を示しており、半数以上の人が「新NISA」を始めると回答しました。
投資をしている人にとっては関心の強い内容のようですが、一方で投資をしていない人の場合は関心を示したのは3割程度にとどまりました。
また、同調査で新NISAに関心があると回答した人に対して、新NISAを始めた場合の月の投資額を聞いたところ、平均は6万1000円、中央値は3万円となりました。
新NISAでは、年間投資額が大幅に増額されましたが、無理のない範囲で投資を考えている人が多いとうかがえます。