アジサイを楽しむ目的別〈剪定コツ〉

〈その1〉翌年も花を咲かせるための夏剪定のコツ

encierro/shutterstock.com

花が咲き終わったあと、花の下から2節目の位置で剪定します。枝を少し切り詰めたいときは3~4節目でも大丈夫。葉の付け根から2センチ上でカットします。

花が咲かなかった新しい枝は勢いが強いので、そのまま残しておくと巨大化することも。新たに伸びてきた枝も先端から2節目でピンチしておきましょう。

〈その2〉秋色アジサイを楽しむための夏剪定のコツ

Edimoh/shutterstock.com

夏から秋にかけてシックな花色になった秋色アジサイ。梅雨時期だけでなく、落ち着いたニュアンスカラーの秋色アジサイを楽しみたいという方も増えてきました。

翌年の花を期待しつつ秋色アジサイも楽しむ方法として、7月中に枝の上半分から出てきた芽をすべて取り除くやり方があります。同時に下半分の葉は切り落としておきましょう。

葉を落として光合成を抑制することで、下半分の新芽が花芽になりやすいようにコントロールできます。芽かきと葉かきで長い期間アジサイが楽しめるでしょう。

〈その3〉樹高を低くするための剪定のコツ

M.Baturitskii/shutterstock.com

大きく生長し過ぎたアジサイは、思い切って短く切り戻すとコンパクトに整えられます。翌年の花は期待できないかもしれませんが、株のリフレッシュに効果的です。

7月中に剪定しておくと、株の成熟度や品種によっては花が咲くこともあります。強剪定で枯れるのが心配な場合は、翌年の花をあきらめて冬に短く剪定しましょう。