4. 野趣あふれる姿が魅力的な原種6選

4.1 ブルガリス

プリムラ原種:ブルガリス

プリムラ原種のブルガリス。淡いクリーム色の花弁と黄色の花芯が特徴。

imageBROKER.com/shutterstock.com

淡いクリーム色の花弁と黄色の花芯の花が愛らしいブルガリス。ヨーロッパで多く見られ、湿った林の中の草地や、川のそばに自生しています。草丈5~10センチで野趣あふれる花姿です。

4.2 ジュリアエ

プリムラ原種:ジュリアエ(ミヤマサクラソウ)

プリムラ原種のジュリアエ。プリムラジュリアンはジュリアエの交配種。ピンク~赤紫の花を咲かせるのが特徴。

Nataliia Melnychuk/shutterstock.com

ジュリアエは「ミヤマサクラソウ」とも呼ばれ、コーカサス地方が原産地。ピンク~赤紫の花を咲かせます。人気の園芸品種ジュリアンは、このジュリアエを交配して生み出されました。

4.3 べリス

プリムラ原種:べリス

プリムラ原種のべリス。黄色い花が特徴。石鹸の香りがするため、ハーブとしても利用。

crystaldream/shutterstock.com

茎を20~30センチほど立ち上げ、先端に黄色い花を咲かせるべリス。長めのガク咲きの小さな花がナチュラルな雰囲気です。淡い石鹸の香りを持ち、ハープとしてもよく利用されます。

4.4 クリンソウ

プリムラ原種:プリムラジャポニカ(クリンソウ)

プリムラ原種のプリムラジャポニカ。その名の通り、北海道から四国にかけての湿地に自生する日本固有種。クリンソウともいう。

backpacking/shutterstock.com

クリンソウは北海道から四国にかけての湿地に自生する日本固有種。春~夏にかけて開花します。花が数段積み重なる様子が、仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから命名されました。

4.5 サクラソウ

プリムラ原種:サクラソウ

プリムラ原種のサクラソウ。花色はピンクや白。伝統園芸植物として親しまれる。

Peter Turner Photography/shutterstock.com

名前どおりサクラを思わせる花姿が魅力のサクラソウ。花色はピンクのほかに白も。日本や中国などアジアが原産で、日本では伝統園芸植物として古くから親しまれています。

4.6 ビアリー

プリムラ原種:ビアリー

プリムラ原種ビアリー。一見プリムラとは思えない花姿。まるで三角傘のきのこのよう。

Ann in the uk/shutterstock.com

ビアリーは中国の標高が高い地域に自生する高山植物。円錐型の花穂がユニークで、一見プリムラとは思えない花姿です。薄紫の花と赤い先端のコントラストが鮮やか。

5. 冬花壇は色とりどりのプリムラにおまかせ!

冬から春まで花を絶えることなく咲かせ、圧倒的なカラーバリエーションを誇るプリムラ。清楚な原種から華やかな園芸種までよりどりみどりです。

冬枯れの庭は初心者でも育てやすいプリムラにおまかせしてみませんか。