4. 野趣あふれる姿が魅力的な原種6選
4.1 ブルガリス
淡いクリーム色の花弁と黄色の花芯の花が愛らしいブルガリス。ヨーロッパで多く見られ、湿った林の中の草地や、川のそばに自生しています。草丈5~10センチで野趣あふれる花姿です。
4.2 ジュリアエ
ジュリアエは「ミヤマサクラソウ」とも呼ばれ、コーカサス地方が原産地。ピンク~赤紫の花を咲かせます。人気の園芸品種ジュリアンは、このジュリアエを交配して生み出されました。
4.3 べリス
茎を20~30センチほど立ち上げ、先端に黄色い花を咲かせるべリス。長めのガク咲きの小さな花がナチュラルな雰囲気です。淡い石鹸の香りを持ち、ハープとしてもよく利用されます。
4.4 クリンソウ
クリンソウは北海道から四国にかけての湿地に自生する日本固有種。春~夏にかけて開花します。花が数段積み重なる様子が、仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから命名されました。
4.5 サクラソウ
名前どおりサクラを思わせる花姿が魅力のサクラソウ。花色はピンクのほかに白も。日本や中国などアジアが原産で、日本では伝統園芸植物として古くから親しまれています。
4.6 ビアリー
ビアリーは中国の標高が高い地域に自生する高山植物。円錐型の花穂がユニークで、一見プリムラとは思えない花姿です。薄紫の花と赤い先端のコントラストが鮮やか。
5. 冬花壇は色とりどりのプリムラにおまかせ!
冬から春まで花を絶えることなく咲かせ、圧倒的なカラーバリエーションを誇るプリムラ。清楚な原種から華やかな園芸種までよりどりみどりです。
冬枯れの庭は初心者でも育てやすいプリムラにおまかせしてみませんか。