カラフルな花色と豊富な品種がそろっているプリムラ。
冬の庭を華やかに彩る花として高い人気を誇り、耐寒性があり強健な性質なので初心者にもオススメです。
今回はプリムラの魅力を紹介します。冬ガーデンにオススメの人気品種から素朴さが魅力の原種まで、個性豊かな品種も参考価格とともに見ていきましょう。
1. プリムラとはどんな花?
- サクラソウ科サクラソウ属
- 多年草
- 原産地:ヨーロッパ~アジア
- 草丈:5~20センチ
- 開花時期: 11月~4月
- 花色:赤・黄・青・紫・白・ピンク・オレンジ・褐色
- 参考価格:100~700円前後(3号ポット苗)
プリムラは英語では「プリムローズ」とも呼ばれています。寒さに強く一足早く咲く春の花ということで、ラテン語で「最初」という意味を持つ言葉「primus」を語源として名付けられました。
本来は多年草ですが暑さにやや弱いので、日本では一年草として扱われています。古くから原種のプリムラを交配して数々の品種が登場。耐寒性が強いので冬の花壇には欠かせない存在です。
2. プリムラの魅力は?
2.1 多種多様な品種
プリムラにはさまざまな品種があり、原種だけでも世界中に500種類はあると言われています。さらに毎年のように園芸種として新種が発表され、個性派ぞろいで選ぶのに迷うほど。
根元から花茎を広げて1輪だけ花を付ける品種、長い茎の先端に花が集まって咲く品種、茎を伸ばしながら数段の花が開く品種など、花姿もさまざまです。
2.2 豊富なカラーバリエーション
プリムラというとまず思い浮かべるのが赤や黄・青の鮮やかな原色。ビビッドカラーが冬枯れの庭を華やかに演出します。ソフトなパステルカラーや渋めのダークカラーもオススメ。
一重のほかにバラのような豪華な八重咲きもあり、ますますその進化から目が離せません。
2.3 寒さに強く強健な性質
プリムラはもともと冷涼な地域に自生しているので、冬の寒さにもよく耐えます。花が少なくなる冬のガーデンの救世主とも言え、強健な性質で初心者でも安心です。
日なたに置いて咲き終わった花を摘み取ってあげれば、春までの長い期間繰り返し咲き続けます。