「毎日しんどい仕事をして疲れてるので料理なんてできない! だけど外食や市販の弁当ばっかりだとよけいに身体が疲れるしお肌も荒れちゃうかも!」――そんなアナタの腸内を少しでも元気にすべく、塩麴、味噌、納豆、ヨーグルトなどの菌まみれの発酵食品を使ったお手軽レシピをご紹介!

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なんだかもう毎日毎日「今日の晩酌のアテどうしよう」とか考えるのも面倒くさいですよね。いや、何も晩酌じゃなくて普通にご飯のおかずにしてもいいんですけど。

こんなふうに悩んだ時には鶏むね肉を買って、塩麹に漬けておきます。それを翌日〜2日目くらいの間に蒸し煮にしておくと、とりあえずなんとかなりますよ。麹菌の酵素が鶏肉にジワジワ入り込んでタンパク質をアミノ酸に分解してくれます。酵素が入り込むことによって肉が軟らかく、消化吸収しやすくしてくれますし、アミノ酸は旨味になるのでおいしくなるのです。

でも漬けすぎるとせっかくの鶏肉の味がなくなるのでオススメは1晩〜2日です。

基本の塩麹蒸し鶏

下でご紹介するタレをかけた完成形

 

【材料】(1〜2人分)

鶏むね肉…1枚(250g)
塩麹…小さじ2
A. 水…50ml
 酒…大さじ1
 あれば生姜やネギの青い所などの臭み消し…適量

【作り方】

  1. 鶏むね肉に塩麹をまぶし、ラップでくるむか、ポリ袋などに入れるか、入っていた容器にもどしてラップでふたをするかして、なるべく空気が入らないようにし、冷蔵庫で1晩〜2日くらい置く。むね肉の厚いところはフォークを数カ所刺して穴をあけるか、包丁で切れ目を入れておく。
  2. 厚手の鍋にAと1を入れ、中弱火にかけて蓋をし、沸騰したら裏返し、再び沸騰したら火を弱めて15分蒸し、そのまま冷ます(蓋はしたまま)。
  3. 粗熱が取れたら食べやすい厚さに切り、密閉容器に入れる。切った断面に蒸し汁が浸み込むように蒸し汁をかけまわし、蓋をして冷蔵庫で保存する。

蒸し鶏に塩麹をまぶし、ラップで密閉して冷蔵庫で1晩〜2日置く

 

厚手の鍋に分量の水と酒、臭み消しを入れて蒸し煮にする

 

粗熱が取れたら食べやすい厚さに切って密閉容器に入れ、蒸し汁をかけまわし、冷蔵庫で保存する

 

さて、とりあえずこれで晩酌のメインができました。夏なら冷たいままでもいいのですが、冬なら食べる前に電子レンジで加熱しましょう。食べる時はそのままオリーブオイルと黒胡椒やドライハーブをかけるだけでもおいしいのですが、せっかくなので乳酸菌たっぷりのディップも添えてみます。

ヨーグルトきな粉ディップ

【材料】(鶏むね肉1枚分)

ヨーグルト…大さじ2
きな粉…小さじ1
塩麴…小さじ1

ヨーグルトときな粉と塩麹、これだけ! ※画像はレシピの半分の量です。

 

作り方は材料を混ぜるだけ。ヨーグルトときな粉が以外と合うんです! 豆乳ヨーグルトでもいいですよ。きな粉の代わりに青のりでもまたおいしいのです。多めに作ってバケットにのせてもいいですね〜。白ワインでも開けちゃいますか♡

 

ではでは、白ワインを飲んで調子がよくなってきたので、もう一種類、たれを作ります。

「ええ感じのネギ」の塩麹だれ

前にテレビで土井善晴先生が「ええ感じのネギの切り方」を紹介してくださっていたのですが、その切り方が本当に「ええ感じ」で便利なので、最近はいつも「ええ感じのネギ」を家に常備しています。納豆に混ぜてもいいし、ラーメンやうどんや蕎麦などの麺類にドバッとかけてもええ感じ。

【材料】(鶏むね肉1枚分)

ねぎ…1/2本
塩麹…大さじ1

ネギと塩麹、これだけ! ※画像はレシピの半分の量です。

 

【作り方】

  1. ネギの片面に斜めに切れ目を入れる。裏面も同じように切れ目を入れる。
  2. はじから切っていく(これが「ええ感じのネギ」)。切ったものを塩麹と混ぜる。10分くらい置いてしんなりさせておく。

ネギの両面に切り込みを入れてきざむ

 

上の写真でネギが入っている容器は100均で買ったネギ専用の容器で、黄緑色のアミの下には湿らせたキッチンペーパーが入っています。ネギ以外の薬味を入れても良いし、日持ちするのでなかなか便利ですよ。

 

これならワインより焼酎のお湯割りか熱燗ですかね? このネギだれは焼いた鮭にかけてもおいしいですよ! 少しお酢をかけたり、ごま油を垂らしてもOK!

ちなみにこの蒸し鶏はささみのように裂いて、サラダなどにも使えますよ! ただ、ゆるく身体に良い菌を摂取しているとはいえ、飲みすぎには注意しましょうね(自分に言ってる)。

おの みさ