2. 【40歳代・二人以上世帯】金融資産の内訳は?

金融広報中央委員会の同資料より、金融資産の内訳をみていきます。

40歳代・二人以上世帯の金融資産の内訳

40歳代・二人以上世帯の金融資産の内訳

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 金融資産の内訳

金融資産保有額:889万円

  • 預貯金(うち定期性預貯金):361万円(122万円)
  • 金銭信託:16万円
  • 生命保険:121万円
  • 損害保険:30万円
  • 個人年金保険:52万円
  • 債券:18万円
  • 株式:166万円
  • 投資信託:88万円
  • 財形貯蓄:27万円
  • その他金融商品:10万円

40歳代・二人以上世帯の平均貯蓄額889万円の内訳は、上記のとおりでした。

元本保証で速やかに引き出しできる預貯金が4割近くを占めています。資産を増やす目的だと考えられる個人年金保険、債券、株式、投資信託にもバランス良く投資できているようです。

3. 老後に向けた計画的な資産形成を

これまで40歳代・二人以上世帯の「貯蓄3000万円以上の割合」と手取りからの貯蓄割合を確認してきました。

貯蓄できている人もあれば、貯蓄ができなかったという人もいましたね。

家庭環境や社会情勢の変化により貯蓄できない場合もありますが、継続的に貯蓄を続けるためには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。

先取り貯金であれば、基本的に一度申し込みをすれば毎月一定額を貯蓄できるので、きちんとお金を貯めることができるでしょう。

また、先取り貯金は預貯金だけでなく、リスクはありますが投資信託などの積み立てといった運用もあります。

これを機に自身に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

和田 直子