3. あるあるトラブルその3【お金】納骨費用が出せない……。
人が亡くなって、一番お金がかかるのはほぼ確実に葬式ですが、人が亡くなってからの行事の流れは、葬式で終わりではありません。
人が亡くなったら、葬式から納骨するまでが一連の流れです。
近年はお墓も墓じまいがブームですが、それでもお墓・もしくは納骨する場所が必要なことに変わりはありません。
納骨も、それなりに多額の費用がか掛かります。葬式にお金をかけたせいで、またはかかったせいで、お墓を建てるお金がない、というのは時々あるケースです。
そのような場合には、葬儀社が納骨の延期を提案することも。
納骨は、仏教であれば49日、神道であれば50日を目安としての納骨が一般的です。しかし、いつまでに納骨しなければならない、という規則はありません。
しばらくの間おうちでお祀りし、お墓を建立できるようになった段階で納骨してもいいのです。
また、お金の問題とは別に、大切な方が亡くなった事実に対する気持ちが追いつかない場合、上記の方法をおすすめすることもあります。
葬式で少しでも良いプランを提供して儲けたいのが葬儀社の考えですが、葬式の後のお墓についても念頭に置いて、打ち合わせに臨む必要があるのです。
さいごに、お墓にかかるお金について、鎌倉新書の調査結果からデータを紹介します。
3.1 お墓購入にかかるお金【一覧表】※グラフ参照
- 一般墓:158万7000円
- 納骨堂:83万6000円
- 樹木葬:69万6000円
4. 【宗教・親族・お金】のトラブルは避けたい!「終活」のスタートは早めに
お墓・葬式・法事のトラブルは、おおむね「宗教・親族・お金」に分類されます。
終活スタートのタイミングは人それぞれですが、家族や親族が元気なうちに話し合って、いざという時に揉めないよう、しっかり備えておけたら理想的ですね。
参考資料
佐橋 ちひろ