貯蓄計画を立てる際に、目安となるのが自分と同年代の貯蓄額です。
また、「みんな手取り収入からどれくらい貯蓄しているの?」と気になる方もいるでしょう。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、70歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【70歳代・ひとり世帯】貯蓄100万円未満は何パーセントか
70歳代・ひとり世帯で「貯蓄100万円未満」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、70歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【70歳代・ひとり世帯】貯蓄100万円未満の割合
- 5.2%
1.2 【70歳代・ひとり世帯】貯蓄100万円未満(ゼロを含む)の割合
- 33.5%
1.3 【70歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1433万円
- 中央値:485万円
貯蓄100万円未満は1割未満、金融資産非保有を含む割合は約3割となりました。
友人や身内との付き合い、冠婚葬祭、また病気や介護などで突発的なお金がかかる場合も多くなるのがシニア世代。安心できるほど貯蓄がないという方もいるとわかります。
また、老後生活の収入の柱は年金ですが、それだけでは足りずに貯蓄を切り崩す方もいるでしょう。