4. みんなはいくら貯めている?金融資産の保有額をチェックしてみよう
老後資金や子どもの学費などのため、収入の一部を貯蓄したり株式に投資したりしている方もいるでしょう。
金融資産を形成していると、ふと「みんなはどのくらい貯めているんだろう」と気になることもありますよね。
ここでは金融情報中央委員会が整理したデータのなかから、関東・関西・全国の金融資産保有額の平均と中央値を紹介します。
以下の表で確認してみましょう。
【平均・中央値】
- 全国:1291万円・400万円
- 関東:1548万円・500万円
- 関西(近畿):1258万円・400万円
また、世帯主の年齢別の平均と中央値を見てみると、年齢が上がるにつれて平均も中央値も上昇しています。
金融資産の形成は、焦らず長い目で実行するのが大切と言えるでしょう。
5. 年間手取り収入からの貯蓄割合は何%?関西と関東に違いはある?
本記事を読んでいる方のなかには、「給料が振り込まれたらすぐに10%を貯金用口座に移す」「月末に余ったお金を貯蓄に回す」など、自分なりのスタイルでお金を貯めている方もいると思います。
金融情報中央委員会では、臨時収入を含む年間手取り収入からの貯蓄割合についても調査していました。
関東・関西・全国の貯蓄割合の分布と平均をチェックしてみましょう。
数値に違いはありますが、関東・関西・全国ともに貯蓄しなかった人が最も多く、次いで10~15%未満の間で貯蓄した人が多いことがわかりました。
生活に支障をきたさない無理のない範囲で、コツコツと金融資産を貯めていきたいですね。
6. 平均手取り年収や金融資産の保有額は関東が高い傾向にあった
金融情報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」の結果を見てみると、手取り年収の平均と中央値、金融資産の保有額は全体的に関東の方が高い傾向にあることがうかがえます。
物価の高さや拠点を置いている大企業の数、人口が多くて企業の売上が上昇しやすいことなどが、手取り年収の高さにも影響しているのかもしれませんね。
2024年はまだ始まったばかり。
収入アップや金融資産の増加に向けて、コツコツ頑張っていきましょう。
参考資料
太田 彩子