2. 手取り年収の分布はどうなっているの?
それでは、関西と関東で手取り年収の分布に違いはあるのでしょうか?以下の表に金融情報中央委員会が発表したデータをまとめたので、確認してみましょう。
2.1 全国の年収の分布
- 収入なし:3.6%
- 300万円未満:17.5%
- 300万~500万円未満:28.9%
- 500万~750万円未満:28.3%
- 750万~1000万円未満:11.2%
- 1000万~1200万円未満:4.9%
- 1200万円以上:5.5%
- 無回答:0.0%
2.2 関東の年収の分布
- 収入なし:3.1%
- 300万円未満:14.2%
- 300万~500万円未満:25.9%
- 500万~750万円未満:28.5%
- 750万~1000万円未満:13.4%
- 1000万~1200万円未満:7.3%
- 1200万円以上:7.4%
- 無回答:0.1%
2.3 関西の年収の分布
- 収入なし:3.3%
- 300万円未満:19.0%
- 300万~500万円未満:31.3%
- 500万~750万円未満:26.8%
- 750万~1000万円未満:9.9%
- 1000万~1200万円未満:3.9%
- 1200万円以上:5.8%
- 無回答:0.0%
関東では手取り年収500万~750万円未満の28.5%、関西では手取り年収300万~500万円未満の31.3%が最も多く分布していることがわかりました。
手取り年収の金額の分布の違いが、平均手取り年収や中央値の違いにも影響しているのかもしれませんね。
3. 各地方の手取り年収と中央値はいくら?
参考までに、関西と関東以外の地方の手取り年収と中央値も紹介します。
あなたが仕事をしている地域ではいくらなのか、確認してみましょう!
平均手取り年収は関東と中国、手取り年収の中央値は関東・中部・四国が上回る結果になりました。
いずれも京浜工業地帯、中京工業地帯、瀬戸内工業地域、北陸工業地域などを含んでおり、工業が盛んなことが手取り年収の平均額や中央値が上昇する一因になっているのかもしれませんね。