4. まとめ:月30万円の年金を受け取れる人はほとんどいない
年金額が30万円になるのは、平均標準報酬額90万円で厚生年金に47年間加入したケースなどです。
ただし、毎年1000万円以上の年収を20歳代から60歳代まで長期間稼がないといけないため、実際に月30万円の年金を受け取れる人はほとんどいないでしょう。
一方で、繰下げ受給の活用や加給年金の加算で、30万円近くの年金が受け取れる可能性もあります。
年金額の計算は自分1人では難しいこともあるため、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット(日本年金機構のインターネットサービス)」などで確認しましょう。
参考資料
- 厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 日本年金機構「老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 日本年金機構「報酬比例部分」
- 日本年金機構「老齢年金ガイド令和5年度版」
西岡 秀泰