2. 【パターン別】夫婦で受け取れる年金受給額をシミュレーション
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」による、男女それぞれの平均年金月額を参考に、夫婦二人世帯の1ヶ月の年収収入をみていきましょう。
- 夫が厚生年金で妻が国民年金：21万8301円（夫16万3875円・妻：5万4426円）
- 夫が国民年金で妻も国民年金：11万3224円（夫5万8798円・妻5万4426円）
- 夫が厚生年金で妻も厚生年金：26万8753円（夫16万3875円・妻10万4878円）
- 夫が国民年金で妻が厚生年金：16万3676円（夫5万8798円・妻10万4878円）
夫が厚生年金に加入している場合は、夫婦がトータルで受け取れる年金月額は20万円を超えます。
妻も厚生年金に加入していればプラス5万円前後の年金アップが狙えるため、贅沢な生活を求めない限りは貯蓄2000万円あれば、ゆとりある生活が送れるでしょう。
一方で、夫が国民年金の場合は、夫婦がトータルで受け取れる年金月額は10万円台であり、夫婦ともに国民年金だと2人で10万円程度しか受け取れません。
ご自身が受け取れる年金によって、老後の収入源が10万円以上も変わるケースがあるため、65歳でリタイヤを考えている方は、まずはご自分が将来受け取れる年金タイプと想定月額を確認しておけると良いでしょう。
ただし、上記はいずれも平均額をもとにした金額です。
納めた保険料や加入期間、年収によって大きく異なるため、詳細はねんきんネットやねんきん定期便などで確認しましょう。
