日経平均急落の中、ソニーとホンダが面目躍如の逆行高!

【東京株式市場】 2018年2月5日

株式市場の振り返り-全面安に近い日経平均株価は1年3カ月ぶりの急落に

2018年2月5日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,682円(▲592円、▲2.6%) 大幅続落
  • TOPIX 1,823.7(▲40.4、▲2.2%) 大幅続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,288.7(▲36.0、▲2.7%) 大幅続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:118、値下がり銘柄数:1,930、変わらず:17
  • 値上がり業種数:0、値下がり業種数:33
  • 年初来高値更新銘柄数:39、年初来安値更新銘柄数:16

東証1部の出来高は18億8,189万株、売買代金は3兆5,671億円(概算)となり、いずれも先週末より増加しました。先週末のNY市場の急落を受けて利益確定売りが嵩んだほか、一部の投げ売りも出たと見られます。その結果、売買代金は今年最高に迫る水準まで膨らみ、5日連続の3兆円超となりました。

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そのような中、日経平均株価は終日、大幅マイナス圏での推移となりました。寄り付きから23,000円台を大きく割り込み、後場の序盤には一時▲615円安まで下落する場面が見られました。その後やや買い戻されましたが、結局は大幅安で引けています。

終値の下落率は、トランプ当選ショックで急落した2016年11月9日(▲5.4%下落)ほどではありませんでしたが、それ以来の大きさとなりました。また、1月23日に付けたザラバ高値からは約▲1,450円下落した水準にあります。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、下落率は日経平均株価よりやや小さく引けました。これは、日経平均株価を構成する主力大型株に対する売りが多かったことを物語っています。

東証マザーズ総合指数は大幅続落、売買代金は4日ぶりに1,000億円を回復

東証マザーズの出来高は6,280万株、売買代金は1,035億円となり、いずれも先週末より増加しました。新興市場はNY市場の急落と大きな関連性はありませんが、それでも個人投資家の売りが嵩んだようです。その結果、売買代金は4日ぶりに1,000億円を上回りました。

また、総合指数も大幅続落となり、1,300ポイントをあっさり割り込んでいます。今後再び1,300ポイントを回復するかは、個人投資家の物色意欲にかかっています。

ファストリ株など主力大型株は軒並み大幅安、好決算のソニーとホンダは逆行高

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)が▲4%超安の急落になるなど、主力大型株は軒並み大幅安となりました。ただ、▲5%超安のような極端に大幅下落する銘柄はほとんど見られなかったのが特徴だったようです。

一方、先週末に好決算を発表したソニー(6758)とホンダ(7267)が堅調に推移して逆行高となりました。このような全面安相場において、世界で最も名を知られた日本企業2社が健闘したと言えましょう。

また、先週から乱高下が続く富士フイルムホールディングス(4901)も小幅高となり、小野薬品工業(4528)は昨年来高値を更新して引けています。

新興市場では、そーせいグループ(4565)やオンコリスバイオファーマ(4588)が急落するなど、医療バイオ関連銘柄が総じて大幅安となりました。また、先週末に急落したメタップス(6172)が続落となり、連日で昨年来安値を更新しています。

青山 諭志

ニュースレター

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。