冬の間はバラの休眠期。この時期は新しく購入したバラの大苗を植え込んだり、鉢が窮屈になったバラを植え替えたりするのに最適です。

今回はバラが一段と元気になって春にたくさん花を咲かせるための、バラの植え付けや植え替えのコツを紹介します。

初心者にも育てやすいバラのオススメ品種も参考価格とともに見ていきましょう。

1. バラの植え付けのコツ

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1.1 穴掘りと土替えをする

バラを植える場所は日当たりと風通しのよい場所が適しています。植える場所が決まったら直径60センチ、深さ60センチ程度の大きな穴を掘りましょう。

もともとバラが植わっていた場所に植える場合は、連作障害を避けるために土をすべて新しい用土に入れ替えるとよいでしょう。

1.2 根を吸水させる

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根が露出した裸苗は根が乾燥していることがあるので、植え付け前にしっかりと吸水させることがポイント。植え付け前日に水を入れたバケツに漬けておきましょう。

プラ鉢に仮植えされているバラも土をすべて落として、水に漬けてから植え込むのがオススメです。落とした土は用土として使ってもかまいません。

1.3 栄養たっぷりで水はけのよい土壌にする

バラ栽培に適した土壌は、保水性とともに排水性も高いことが必要です。用土は赤玉土と腐葉土を使用し、元肥として有機質堆肥やバラ用肥料を施します。ただし鉢植えの場合は元肥は施しません。

地植えする場合は植え付け穴の底に元肥を入れ、根が直接元肥に触れないように、元肥の上に山形になるように土を軽く盛ります。