LIMOが2023年01月にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年01月07日)

2023年が幕開けし、気持ち新たに仕事をスタートさせた方もいらっしゃるでしょう。

今年も物価高が続くことが懸念され、家計のやりくりが大きな課題となりそうです。

1月中旬から下旬に発表される、来年度の年金の支給額にも注目が集まりますね。年金の額は毎年改定され、実は世代によっても平均額がかわります。

2022年12月に公表されたばかりの最新データから、60歳~90歳以上が受給する国民年金と厚生年金の月平均を1歳刻みで確認してみましょう。

1.「60~90歳以上」厚生年金と国民年金の受給額は水準が違う

公的年金には「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」があります。

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

日本に住む20~60歳未満の誰もが加入する国民年金。さらに上乗せとして、会社員や公務員等の第2号被保険者が加入する厚生年金。

このように加入者の性質が異なるため、両者は水準が異なります。60歳~90歳以上の年金額を知りたい場合、国民年金と厚生年金に分けて確認することが必要になります。