結婚・出産・住宅購入など、ライフステージの変化があった際に今後のお金について向き合う方は多いのではないでしょうか。昨今話題のNISAをきっかけに、投資経験がない方にも資産運用は注目を集めています。
働き盛りの30歳代はキャリアアップの収入増が期待できる一方、支出も増えがち。せっかくNISAを始めてみたのに、思うように積みたてることができないという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時に貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、30歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきましょう。
1. 【30歳代・ひとり世帯】貯蓄500万円以上~700万円未満は何パーセントか
30歳代・ひとり世帯で「貯蓄500万円以上~700万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、30歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄500万円~700万円未満の割合
- 7.1%
1.2 【30歳代・ひとり世帯】の貯蓄700万円未満の割合
- 79.9%
1.3 【30歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:494万円
- 中央値:75万円
貯蓄500万円~700万円未満は1割未満、貯蓄700万円未満でみると約8割となりました。