結婚・出産・住宅購入など、ライフステージの変化が生じる30歳代。今後のお金について向き合う方は多いのではないでしょうか。
気力も体力も十分なので、キャリアアップのために転職や副業を検討している方も多くいらっしゃるかもしれません。働くうえでお金のことは切っても切り離せない問題ですが、2024年は話題の新NISAスタートの年でもありますので、投資経験がない方にも資産運用は注目を集めています。
貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、30歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【30歳代・二人以上世帯】貯蓄300万円以上~400万円未満は何パーセントか
30歳代・二人以上世帯で「貯蓄300万円以上~400万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、30歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【30歳代・二人以上世帯】の貯蓄300万円~400万円未満の割合
- 6.3%
1.2 【30歳代・二人以上世帯】の貯蓄400万円未満の割合
- 60.8%
1.3 【30歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:526万円
- 中央値:200万円
貯蓄300万円~400万円未満は1割未満、貯蓄400万円未満でみると約6割となりました。