仕事の決算期や新年度の準備で忙しい年度末。新生活に向けて出費が増える時期でもあります。慌ただしく過ごしてしまいがちな時期ですが、新年度のスタートに合わせて貯蓄の取り組みを見直すのにも向いているタイミングです。

とはいえ、結婚を機に家族も増えて本格的に貯蓄を始めてみようと思うものの、日々の生活に追われてなかなか思うように貯められないという20歳代の方も多いかもしれません。そんな時に貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。

そこで今回は、金融広報中央委員会の資料をもとに、20歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきましょう。

1. 【20歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円未満(ゼロを含む)は何パーセントか

20歳代・二人以上世帯で「貯蓄100万円未満(ゼロを含む)」の人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、20歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

1.1 【20歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円未満の割合

  • 19.9%

1.2 【20歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円未満(ゼロを含む)の割合

  • 55.6%

1.3 【20歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:214万円
  • 中央値:44万円

貯蓄貯蓄100万円未満未満は約2割、貯蓄貯蓄100万円未満(ゼロを含む)でみると約6割未満となりました。