厚生労働省が2024年1月19日に公表した資料によると、2024年度の厚生年金は、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額が23万483円、国民年金の満額が6万8000円であることが明らかになりました。
セカンドライフとして迎える老後について、資金面での不安を感じる人も多いでしょう。将来の計画を立てる上で、必要資金は個人や家族の生活スタイルによって大きく変動します。
残念ながら、「これだけ貯蓄があれば大丈夫」という答えはなく、貯蓄の平均値や中央値を基に、自身の状況に合わせて考えることが肝要です。
そこで今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、40歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【40歳代・二人以上世帯】貯蓄1000万円以上~1500万円未満は何パーセントか
40歳代・二人以上世帯で「貯蓄1000万円以上~1500万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、40歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【40歳代・二人以上世帯】の貯蓄1000万円~1500万円未満の割合
- 7.4%
1.2 【40歳代・二人以上世帯】の貯蓄1000万円以上の割合
- 21.3%
1.3 【40歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:825万円
- 中央値:250万円
貯蓄700万円~1000万円未満は1割未満、貯蓄1000万円以上でみると約2割となりました。