2.3 終了させる必要がないという考え方も

そもそも、必ずしも新NISAの運用自体を完全にやめる必要はありません。

老後に差し掛かっても余剰資金については新NISAでの運用を継続し、投資収益を得ることにより資産の取り崩しペースを遅らせるのも有効な判断の一つです。

資金が必要になった場合には、部分的に保有銘柄を売却して現金化しつつ、残りの部分では投資を継続するとよいでしょう。

3. NISAの終わり方②個別銘柄の売却やリバランスの考え方

新NISAでの資産運用を生涯行う場合でも、個別銘柄の売却や入れ替えなどを検討する方も少なくありません。

続いては、銘柄の売却やリバランスについて考えていきます。

3.1 1800万円を使い切ったタイミング

1800万円の生涯の非課税枠を使い切ったときが、銘柄の売却を検討する一つのタイミングと考えられます。

新NISAは1800万円を使い切っても、保有銘柄を売却すれば翌年には非課税枠が復活します。

もし、満額に達したタイミングでほかに投資したい銘柄があるときには、多くの含み益の出ている銘柄からさらなる上昇が期待しにくい銘柄を売却するのも一案です。

3.2 緩やかにリスクを落としていくという考え方も

資産運用では、基本的に年齢が上がるほどリスクを落としていくのがセオリーです。

若いときには株式中心でも、徐々に債券の比率を高めて、老後にさしかかったら資産を大きく減らさないよう安定運用していくのが有効な方法といえます。

これを実践する場合、自然と年々株式や株式ファンドを売却し、債券や債券ファンドに入れ替えていくという作業が発生します。

このときも非課税の恩恵を最大限享受するためには、含み益が大きい銘柄を売却するのが一つの考え方といえます。