貯蓄目標を設定する上での役立つ指標のひとつとして、同世代の貯蓄水準が挙げられます。
同じ年代の人がどれほど貯蓄を積み上げているかを把握することで、具体的な貯蓄目標を決められるでしょう。
今回は、金融広報中央委員会のデータを元に、60歳以上で二人以上の世帯の貯蓄状況に焦点を当てていきます。
1. 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円~200万円未満は何パーセントか
60歳代・二人以上世帯で「貯蓄100万円~200万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円~200万円未満の割合
- 5.5%
1.2 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円以上の割合
- 70.2%
1.3 【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1819万円
- 中央値:700万円
貯蓄100万円~200万円未満は1割未満、貯蓄100万円以上でみると約7割となりました。