2024年1月より、NISA(少額投資非課税制度)が新たに生まれ変わりました。
NISAを利用してすでに老後資金づくりに取り組んでいる人もいるでしょう。
50歳代といえば、老後準備のラストスパートをかけたい大切な時期です。まだまだ先のことだと後回しにしていた方は、ここから強い意識をもって準備を進めていきたいものです。
さて、自分と同年代の人たちは、どれくらい貯蓄をしているのか気になる人もいるでしょう。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・単身世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【50歳代・単身世帯】貯蓄ゼロ(非保有)は何パーセントか
50歳代・単身世帯で「貯蓄ゼロ(非保有)」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、50歳代・単身世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【50歳代・単身世帯】の貯蓄ゼロ(非保有)の割合
- 39.6%
1.2 【50歳代・単身世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1048万円
- 中央値:53万円
貯蓄ゼロ(非保有)は約4割となりました。
貯蓄事情は人それぞれですが、十分な貯蓄がない人が多いことが分かります。
退職金があるから貯蓄は必要ないという人もいるかもしれません。