年末年始の帰省時、親の小さな変化に気づき「そろそろ要介護では?」「要介護度が上がったのでは?」などと感じた人もいるでしょう。

介護保険サービスの利用するために必要なのが、どのくらい介護を必要とするかを判定する「要介護認定調査」です。

実は、介護保険の認定調査で起こりがちなのが「高齢者本人がよく見せようと頑張りすぎる」こと。今回の相談者の由美子さん(仮名・40代)も、そんな父親に悩んでいるようです。

話を聞いてみましょう。

1. 【お悩み】80歳父、要介護認定調査の時だけ元気になります。介護度が低く認定されてしまうので困っているのですが……。

80歳になる父が、認定調査のときだけ元気になることに困っています。

調査員から「これできますか?」と聞かれると、本当はできないのに「できます!」と答えてしまったり、「やってみてください」と言われると一生懸命がんばって無理をしてやってしまったり……。

本人が元気に振る舞うので、調査員に本当のことが伝わらず、結果として介護度が低く認定されてしまいました。

正しい判定をもらうには、どうすれば良いのでしょうか?