4. 家族が集まる新年は「お墓のこと」を話す良いチャンス
生きている間に住む家とは違い、「お墓」は自分の思い通りにしたいと思っても、実際に管理するのは残された家族というのが悩ましいところです。
家族のスタイルや価値観が多様化する現在、「嫁ぎ先の墓には入りたくない」「夫婦や家族ではなく友人との共同のお墓がいい」などと考える人も少なからずいるいっぽうで、伝統的な先祖代々のお墓を守りたい人もいることでしょう。
いずれにせよ、自分ひとりで決めてしまうのではなく家族や近しい人と生前にきちんと話し合っておくことが大切です。
それぞれの気持ちを尊重するため、終活は元気なうちに始めておくにこしたとはありません。エンディングノートに先のことについてある程度考えをまとめておくのもよいでしょう。
あとから後悔をしないよう、あくまでもこれからを前向きに生きるためにお葬式やお墓のことを話せるような心づもりをしておきませんか。
参考資料
- 一般社団法人 終活協議会「自分のお墓に入りたい」は3割未満、「お墓は必要」も4割未満~加速すると言われるお墓離れと、変わりつつあるお墓事情について、終活の専門企業が最新のアンケート結果を発表(PR TIMES)2023年12月18日
- 国税庁「No.4108 相続税がかからない財産」
- 株式会社鎌倉新書第14回 お墓の消費者全国実態調査(2023年)当社の調査史上初「樹木葬」のシェアが過半数を突破、納骨堂も人気高まる(PR TIMES)2023年3月17日
- 株式会社鎌倉新書「第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)購入したお墓の種類は「樹木葬」が41.5%で3年連続シェア1位」(PR TIMES)2022年3月15日
- 鎌倉新書「【お墓】【第2回】 改葬・墓じまいに関する実態調査(2020年)― 30代の改葬・墓じまい経験者は、お墓の跡継ぎが約9割。早めの状況把握が安心に繋がる ―」
吉沢 良子