物価高が止まらないなかで、できるだけお金を稼いで少しでも生活を楽にしたいと考える人も少なくないでしょう。
では、どのような仕事に就けば多くの収入を得られるのでしょうか。本記事では、転職サービスdodaがおこなった調査結果をもとに、業種ごとにみた生涯年収ランキングを紹介します。
男女別やエリアごとの生涯年収も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 生涯年収1位の業種はなにか?
転職サービスdodaが実施した調査によると、2023年の各世代の平均年収をもとに算出した日本全体の生涯年収は2億2112万円でした。
ただし、業種によって生涯年収には大きな差があります。業種分類ごとの平均生涯年収は以下のとおりです。
1.1 業種分類ごとの生涯平均年収
- 業種分類 平均生涯年収
- 総合商社 2億8840万円(男性3億2863万円/女性1億9024万円)
- IT/通信 2億6146万円(男性2億7840万円/女性2億1197万円)
- 金融 2億5784万円(男性3億1991万円/女性1億9176万円)
- メーカー 2億4932万円(男性2億6629万円/女性1億8768万円)
- インターネット/広告/メディア 2億2913万円(男性2億4957万円/女性1億9574万円)
- 専門商社 2億2813万円(男性2億4858万円/女性1億7469万円)
- メディカル 2億2322万円(男性2億6743万円/女性1億7619万円)
- 建設/プラント/不動産 2億2301万円(男性2億4332万円/女性1億7103万円)
- サービス 1億9411万円(男性2億1253万円/女性1億6578万円)
- 小売/外食 1億8850万円(男性2億693万円/女性1億5734万円)
1位は総合商社で、平均生涯年収は2億8840万円です。男性に関しては平均生涯年収が3億円を超えています。2位はIT/通信、3位は金融と続きます。
ただし、女性の平均生涯年収でみるとIT/通信が1位です。
また、総合商社と小売/外食の平均生涯年収は約1億円違います。やはり、どの業種に就職するかによって、生涯年収に大きな差がでることがわかるでしょう。