3. 年収は老後の年金にも影響する
生涯平均年収を紹介しましたが、現役時代にもらう年収は老後に受け取る年金額にも影響します。以下の条件で、現役時代の平均年収別にみた老後にもらえる年金額をシミュレーションしてみましょう。
- 1975年生まれ
- 20歳～64歳まで会社員として勤務
- 65歳から年金受給開始
シミュレーションの結果は以下のとおりです。
3.1 平均年収ごとの目安年金受給額（額面）
- 平均年収 年金受給額の目安（額面）
- 300万円 月13万3000円
- 400万円 月15万円
- 500万円 月17万2000円
- 600万円 月19万3000円
- 650万円 月20万円
- 700万円 月20万9000円
- 800万円 月22万6000円
- 860万円 月24万2000円
- 900万円 月24万9000円
現役時代の平均年収が300万円の人と900万円の人とでは、老後にもらえる年金が月11万6000円も違います。その差は年間にすると139万2000円、20年間で2784万円です。
老後にもらえる年金を多くするという観点では、できるだけ現役時代に平均年収を上げたほうがいいことがわかります。
4. 転職や副業で収入アップを目指そう
昨今の物価高で家計の改善の必要性を感じている人も多いでしょう。
家計の改善というと節約を意識しがちですが、実は収入アップによる家計改善のほうが効果を得やすいことも多いです。
今は転職や副業が当たり前の時代となっています。ぜひ、転職や副業を支援するサービスなども利用しながら年収アップを目指してみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛
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