2.4 iDeCoや年金型の生命保険で自分で年金を増やすのも一案
iDeCoや年金型の生命保険に加入して、自力で年金を増やすのも一つの方法です。
iDeCoとは、自分で金融機関と契約して毎月資金を拠出する年金制度です。
積み立てた資金は、金融機関が対応している投資信託などの運用ラインナップの中から自分で運用先を決められます。
60歳以降になれば、積み立てた金額を年金もしくは一時金として受け取ることが可能です。
また、生命保険の中には、年金タイプの保険商品を販売している場合があります。
保険会社に長期にわたり保険料を支払うと、保険会社はそれを運用していきます。
契約で定められたタイミングからは、年金として毎月保険金が受け取れる仕組みです。
3. まとめにかえて
厚生年金に加入している方は、平均的な受給額が約14万円となります。
足りないという場合、自分で資金を出して設定できる年金制度や金融商品を積極的に活用すれば、年金額を増やして、老後の生活にゆとりをもたせられます。
まずはねんきん定期便などを活用し、将来の受給見込額を確認してみましょう。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
参考資料
太田 彩子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)