2.4 iDeCoや年金型の生命保険で自分で年金を増やすのも一案

iDeCoや年金型の生命保険に加入して、自力で年金を増やすのも一つの方法です。

iDeCoとは、自分で金融機関と契約して毎月資金を拠出する年金制度です。

積み立てた資金は、金融機関が対応している投資信託などの運用ラインナップの中から自分で運用先を決められます。

60歳以降になれば、積み立てた金額を年金もしくは一時金として受け取ることが可能です。

また、生命保険の中には、年金タイプの保険商品を販売している場合があります。

保険会社に長期にわたり保険料を支払うと、保険会社はそれを運用していきます。

契約で定められたタイミングからは、年金として毎月保険金が受け取れる仕組みです。

3. まとめにかえて

厚生年金に加入している方は、平均的な受給額が約14万円となります。

足りないという場合、自分で資金を出して設定できる年金制度や金融商品を積極的に活用すれば、年金額を増やして、老後の生活にゆとりをもたせられます。

まずはねんきん定期便などを活用し、将来の受給見込額を確認してみましょう。

※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。

参考資料

太田 彩子