2018年1月25日、東海旅客鉄道(9022)は、無料Wi-Fiサービスの新規導入と利用エリアの拡大を行うと発表した。

東海道新幹線車内では、これまでも事前に登録が必要な有料でのWi-Fiサービスは導入されていたが、今回は無料のWi-Fiサービスを同社が保有するN700Aタイプ全車両(今後投入予定分も含めて131編成2,096両)に導入する。2018年夏から順次サービスを開始を予定しており、2019年度冬までに全車両での整備完了を目指している。

また、特急「ひだ」の車内(対象車両はキハ85系全80両)についても、2018年夏から順次サービスを開始し、2018年度末に全車両で整備完了予定である。
 
さらに、東海道新幹線全駅及び一部の在来線駅にも利用エリアを拡大する。なお、2018年3月から無料Wi-Fiサービスが利用可能となる在来線駅は以下の通り。

・東海道本線:三島駅、沼津駅、富士駅、清水駅、静岡駅、掛川駅、愛野駅、浜松駅、豊橋駅、岡崎駅、刈谷駅、名古屋駅、岐阜駅
・御殿場線:御殿場駅
・身延線:富士宮駅
・中央本線:金山駅、高蔵寺駅、中津川駅、木曽福島駅
・高山本線:下呂駅、高山駅、飛驒古川駅
・紀勢本線:津駅
・参宮線 伊勢市駅

こうした取り組みは、国内のみならず訪日外国人の利用者の利便性拡充につながり、JR東海のイメージアップにも寄与することが期待される。

LIMO編集部