2. 【ポイント2】親子でお金の使い方を話し合う

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日本では長らく家庭でお金の話をするのはタブーというのが常識でした。
お金の話が飛び交うのは商売をしている家庭くらいで、生きていく上で大切な話題にも関わらず、「お金」は全く振られることのないテーマでした。

一般家庭のお茶の間で「儲かっている」「家計が厳しい」という話を取り上げることはなく、子どもがお金の話をすれば「はしたない」と叱られるのがお決まりで、子どもにとってお金にまつわる話と言えば、友たちの会話で取り上げられる「毎月のお小遣い」「お年玉」に限られています。

しかし現在は、子どもの頃から正しい金融教育をする重要性が認識されつつあります。

学校でもお金の使い方や資産形成について学ぶようになってきており、時代が変化している中で、家庭でもお金について話をすることが必要になってきています。

とくにお年玉は、子どもが使い道を色々と考えるため、絶好の機会です。

親は仕事をして収入を得ていますが、稼いだお金をすべて消費に回していることはありません。金額は伏せつつも、「家のローンまたは賃貸料の分」「光熱費」「食費」「通信費」「教育費」などの使途を決め、計画的にお金を使っていることなど、普段からお金の使い道について考えていることを、子どもにも話してみましょう。

3. 【ポイント3】間違って買ったものをフリマアプリで出品する

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お年玉の使い方は「長く愛用できるものを子どもなりに考えて購入する」ということが基本です。しかし、時には子どもがお年玉で買ったおもちゃや商品が「やっぱり違う」と遊ばなかったり使用しないこともあります。

エイっと購入してみたけれど、後から別のものが欲しくなることは、子どもならよくあることです。そういう時は親主導でフリマアプリに出品してみるのも、現代の金融教育の一つです。

親世代が子どもの頃は、買ったけど使わないおもちゃや商品は、封を開けてしまえば返却はできませんし、開封していたら近所や親戚の子にお下がりとして渡すしかありませんでした。

しかし、今では「数回使っただけのおもちゃ」などと明記すれば、フリマアプリに出品でき、欲しい人に購入され、自分の手元にお金が入ることもあります。また、金額も出品者が指定できるため、購入金額と変わらない値段で売れる可能性もあります。

間違って購入した商品を仕方なく手放す場合、フリマアプリを介することで子どもが「モノを売って金銭を得る」という、お金の基本的な流れを体験することができます。

4. 【ポイント4】浪費か、消費なのか、購入する際の見極めを学ぶ

お年玉で普段なら手にすることがない大きな金額を所持すると、気持ちが大きくなって衝動買いすることがあります。

とくにお年玉の使い方を子どもに任せる方針の家庭では、「子どもがお金を使い切るような使い方を阻止する」「物を買う時は冷静に判断させる」ことも必要です。

大人なら誰もが経験している無駄遣い。無駄遣いを繰り返して賢い消費行動が出来ればよいのですが、なかなか難しい問題です。同じようにお金を使っていても、それが浪費なのか、意味のある消費なのかを、買い物をするたびに考えることも金銭感覚を養うことにつながります。

子どもが欲しがっている商品がある場合、以下のような声がけをして無駄遣いかどうか確認させるようにしましょう。

  • 購入した後の気持ちはどう変わるか
  • 日常生活に購入した商品があることで明るい気持ちになるか
  • 一瞬で使い終わってしまうものか
  • 耐久性のあるものか
  • 購入したことで自分にプラスになることはあるか

少し細かいことかもしれませんが、浪費してばかりだと「お金はこう使うもの」と誤解したまま成長してしまいます。

子ども時代のお年玉の使い方で「意味のある消費」を経験していくことで、社会に出てからも浪費を重ねる大人になるのを防ぐ効果も期待できます。

5. 【ポイント5】貯めることの重要性を理解させる

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お年玉をもらったら速攻で使う子もいれば、「今は欲しいものがないけど何か買いたいものがあったときのために」と貯める子もいます。

成長すると貯蓄の重要性を思い知ることになるのですが、子ども時代にコツコツ貯められる子は多くはなく、多くの子は「せっかくだし使おう」と消費に走ります。お年玉の総額のうち2割から3割を使わずにとっておけば、手持ちの金額は増えていきます。

長年貯めていれば金額も大きくなり、ようやく欲しいものが見つかった時に思い切って購入することもできます。毎年お年玉を使い切っていれば、成長するにつれて値が張るものが欲しくなっても手が届かず「コツコツ貯めておけばよかった」と後悔することになります。

社会に出てから貯蓄の重要性を認識するよりも、子ども時代から「お金を貯めておくと良いことがある」と理解させることで子どもの金銭感覚を育てることにつながります。