2. 日本の給与所得者の平均年収は上がっている?下がっている?

私たちの賃金は上がっているのでしょうか。過去8年の推移についても目を向けてみましょう。

平成26年(2014年)の平均年収は420万9000円。令和4年(2022年)は457万6000円なので、8年で36万7000円上昇していることになります。

さらに令和2年(2020年)から令和4年(2022年)の2年間での平均年収は約22万円上昇しており、伸び率は大きくなっているとうかがえます(図表参照)。

ただし、30年前となる1991年の平均年収は447万円です。過去30年で、最も高い平均年収は1997年の467万3000円。

つまり長い目で見ると、平均年収はほぼ横ばいともいえます。