4. まとめにかえて
物価高による家計の圧迫や単身で暮らす高齢者の問題が深刻化している昨今、親と大人になった子どもが一緒に生活する利点を改めて考えてみる必要性があるでしょう。
世帯人数が増えれば食費や水道・光熱費などが増額するものの、家族の数が1人増えるごとに2倍、3倍と増えるわけではありません。
実家で生活している子どもの多くが未成年の頃のように親に依存しているわけではなく、生活費を入れたり、家族の一員としての役割を担っています。
そのため、「実家暮らし=親の保護下」という見方は全てのケースに当てはまるわけではありません。
子どもの実家暮らしは親にとっては心強く、子どもにとっても家事の負担が減ったり、お金を貯められたりといったメリットがあります。
参考資料
- 内閣府 男女共同参画局「 男女共同参画白書 令和4年版」
- PRTiimes「保険マンモス株式会社「実家暮らしは家に毎月いくらお金を入れてる?男女500人調査結果では平均約4万円、「入れていない」は約3割に」
西田 梨紗