1. 「年収300万円超~400万円以下」の女性は、給与所得者の何パーセントか
2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によると、2022年の給与所得者の総数は5077万6000人です。
そのうち年収300万円超~400万円以下の給与所得者(男女計)の人数は839万5000人。これは全給与所得者の16.5%を占め、上位約65%の層に含まれます。
年収300万円超~400万円以下の給与所得者を、女性のみに絞ると385万6000人。これは女性給与所得者の17.9%にあたります。また、女性給与所得者の上位約45%に含まれる層です。
2. 日本の給与所得者の平均年収は今後、上昇していくのか
最近では、岸田新政権下では「賃金アップ」が話題となっています。
今後、私たちの賃金は上がっていくのでしょうか。
国税庁の同資料によると、日本の給与所得者の平均年収(平均給料・手当+平均賞与)は457万6000円です。
では、過去8年の推移についても目を向けてみましょう。
平成26年(2014年)に平均年収が420万円であったものが、令和4年(2022年)に457万円ですから、8年で37万円、つまり約9%上昇していることになります。