株式市場の振り返り-日経平均株価は続伸、最後の最後にプラス圏に浮上
2018年1月22日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 23,816円(+8円、+0.03%) わずかに続伸
- TOPIX 1,891.9(+2.1、+0.1%) 小幅続伸
- 東証マザーズ総合指数 1,324.7(+34.9、+2.7%) 5日ぶり大幅反発
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:1,128、値下がり銘柄数:842、変わらず:94
- 値上がり業種数:20、値下がり業種数:13
- 年初来高値更新銘柄数:116、年初来安値更新銘柄数:5
東証1部の出来高は13億4,298万株、売買代金は2兆3,823億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。週初だったことに加え、米国の一部政府機関の閉鎖の行方を見守る動きが強まったようです。盛り上がりに欠けた商いとなり、売買代金も再び2兆5,000億円を下回りました。
そのような中、日経平均株価は大引け直前までマイナス圏で推移しました。ただ、前場の半ばには一時▲110円安まで売られる場面があったものの、最後の最後にプラス圏に浮上して高値引けとなっています。若干とはいえ上昇したことで続伸となりました。
なお、TOPIXも同じような値動きとなり、小幅上昇となる続伸でした。
東証マザーズ総合指数は5日ぶり大幅反発、売買代金は21日連続の1,000億円超
東証マザーズの出来高は6,644万株、売買代金は1,256億円となり、いずれも先週末より減少しました。大型株市場ほどの模様眺めとはなりませんでしたが、材料不足は否めずに低調な出来高となっています。ただ、売買代金は21日連続で1,000億円超となりました。
なお、総合指数は大幅反発となり、終値では4日ぶりに1,300ポイントを回復しました。ここで1,300ポイントを固めるかどうかは、個人投資家の物色意欲次第となりそうです。
ファナックが5日ぶり反発、任天堂は昨年来高値を更新
個別銘柄では、ファナック(6954)が5日ぶりに反発し、アステラス製薬(4503)やセコム(9735)も値を上げました。また、ブリヂストン(5108)が大幅反発となり、三菱自動車(7211)やアイシン精機(7259)なども大幅上昇になるなど、自動車関連銘柄の一角が買われています。
その他では、任天堂(7974)が昨年来高値を更新し、ソニー(6758)が堅調に推移したことが目を引きました。
一方、トヨタ自動車(7203)とスズキ(7269)が値を下げ、コマツ(6301)や日立建機(6305)も下落しました。また、三菱電機(6503)が大幅反落となり、日本電産(6594)や東京エレクトロン(8035)も冴えない値動きとなっています。
新興市場では、アンジェス(4563)とナノキャリア(4571)が値を飛ばしてともにストップ高となり、ブライトパス・バイオ(4594)やオンコリスバイオファーマ(4588)など医療バイオ関連銘柄が軒並み大幅高となりました。また、手間いらず(2477)やキャリア(6198)も大きく値を上げています。
一方、串カツ田中(3547)は大幅安で引けています。
青山 諭志