合格後に待っている家計の負担〜国立大学の授業料も安くない!?

私立は国立の授業料値上げを待ち望んでいる?

いよいよ大学受験は最後のヤマ場へ

先日の大学入試センター試験も無事に終了し、大学受験はこれから最後のヤマ場を迎えます。まずは、1月下旬から私立大学の入試が本格化し、その後の国公立大学の入試本格化へと続きます。

受験生の皆さん、最後の力を振り絞って頑張ってください。サクラ咲く春はもうすぐです。

さて、現実問題として、おめでたい合格後に待ち受けるのが授業料などの経済的負担です。特に初年度は入学金や施設設備費などの費用に加え、私立大学では寄付金の納付もあります。

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では、昨今における大学の授業料はどうなっているのでしょうか。

私立大学の平均授業料は過去最高を更新

文科省が昨年末に発表した調査によれば、2015年度入学の私立大学の平均授業料は87万7,735円(対前年比+1.1%)となり、5年連続の増加で過去最高を更新しました。

また、入学金25万3,461円や施設設備費18万5,620円、その他諸費用を合わせた初年度納付総額は平均144万3,967円でした。これに、一応は“任意”という表向きがある寄付金を加えると、さらに数十万円は増えると考えられます。

受験勉強に打ち込んできた新入生が支払える金額でないことは明らかであり、親(家計)の経済負担が相当に大きくなることは避けられません。

上昇基調が続く私立大学と国立大学の授業料の推移

ここで、初年度特有の費用がなくなった後の年間授業料(平均額)だけを見てみましょう。私立大学は前掲したように87万7千円ですが、国立大学は前年と変わらずの53万5千円でした。

ちなみに、授業料の推移を見てみると以下のようになります。それぞれ年度の後の左側が私立大学、右側が国立大学です(参考:国公私立大学の授業料等の推移)。

  • 1975年度:18万2千円、 3万6千円
  • 1980年度:35万5千円、18万0千円
  • 1985年度:47万5千円、25万2千円
  • 1990年度:61万5千円、33万9千円
  • 1995年度:72万8千円、44万7千円
  • 2000年度:78万9千円、47万8千円
  • 2005年度:83万0千円、53万5千円
  • 2010年度:85万8千円、53万5千円
  • 2015年度:87万7千円、53万5千円

物価変動率などを考慮する必要があるので、40年前や30年前と単純比較するのは適切ではありませんが、授業料が総じて上昇基調にあることは確かでしょう。

かつてのような“格安感”が消失した国立大学の授業料

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LIMO編集部

LIMO編集部は、国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーを中心に構成されています。金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報ををわかりやすくお届けします。