新NISAで【1億円】はさすがに無理?上限1800万円で「積立投資」した場合をシミュレーション
早期に投資枠の上限に到達すれば、資産総額1億円の達成は可能
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新NISAの非課税適用枠には、総額で1800万円という限度額があります。
ただし、これは投資元本に適用される上限であるため、長期で複利運用していけば1800万円よりも資産総額を大きくすることが可能です。
今回のシミュレーションに基づくと、早期に投資枠の限度額1800万円を積立てたうえで、株など相対的にリスクが高い資産で長期運用すれば、資産総額1億円の達成は不可能ではありません。
2024年1月開始まであと半月を切った新NISAについて確認しましょう。
1. 新NISAのルールをおさらい
積立投資のシミュレーションに入る前に、まず新NISAのルールをおさらいしましょう。
新NISAでは非課税保有の限度額が1800万円に設定されていますが、1年目から1800万円を一括投資することはできません。
年間の投資枠がつみたて投資枠・成長投資枠合わせて360万円と決まっているため、最低でも保有限度額に達するまで5年間を要します。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)