おひとりさまの「氷河期世代」貯蓄額の平均は？老後に備えて済ませたいこと3選ゆとりある老後生活を送るために

3. 「おひとりさま」老後に備えて済ませたいこと3選

「貯蓄がない」「公的年金の見込み受給額が少ない」など、老後生活が不安な場合は早めに対策を行っておく必要があります。また、「おひとりさま」であるがゆえに対策が必要なこともあるでしょう。

今回は、老後に備えて済ませておきたいこと3選を紹介します。

自身の資産や、今後の人生で必要となるお金を把握し、将来に向けてマネープランを立てることが大切です。

マネープランを立てることで老後に必要な金額が明確になり、早い段階から資産運用などを行って準備することができます。また、ライフイベントを計画的に行えるのもメリットと言えるでしょう。

おひとりさまの場合、病気やケガの際に家族のサポートを受けられません。病気やケガの程度によっては働けなくなる可能性もあるため、医療保険などへの加入による経済的な備えが必要となります。

高齢になるほど健康リスクが高まるため、早めに保障を準備しておきましょう。

入院・手術の際などに、身元保証人のサインを求められるのが一般的です。身元保証人が必要になった場合にあわてて探すのは大変なので、事前に決めておきましょう。

しかし、家族のいないおひとりさまにとっては高いハードルかもしれません。親族などにお願いできればよいですが、頼める人がいない場合は民間の身元保証会社などに依頼するのも1つの方法です。

平均的な家計収支を見ると、貯蓄ゼロで老後を迎えるのは現実的とは言えません。

まずは自身の年金受給額（見込み）や老後の支出などを把握し、老後資金がどのくらい必要なのかを確認することが大切です。

なるべく早い段階から貯蓄や資産運用などを始め、老後への準備を始めておきましょう。

加藤聖人