3.1 「雇用」に関する経済指標
その国の失業率や雇用情勢に関する統計。以下、代表的な雇用統計です。
- 米国）ADP雇用統計（米国の非農業部門雇用者数の雇用統計）
- 米国）新規失業保険申請件数（米国における新規の失業保険給付申請件数）
- 欧州）ユーロ圏失業率（ユーロ加盟国の失業率）
3.2 「物価」に関する経済指標
その国の物価に関する統計。消費者物価指数が代表的な指標となります。
消費者物価指数とは、消費者が購入する商品やサービスの小売価格の変動幅を示す数値です。生鮮食品など、季節によって変動のあるものを除いた「コア指数」は特に注目度が高くなっています。
- 米国）消費者物価指数（CPI）
- 欧州）消費者物価指数（HICP)
3.3 「景気」に関する経済指標
その国の景気に関する統計。以下、代表的な景気統計です。
- 米国）国内総生産(GDP)（一定期間内の国内で産出された付加価値の総額）
- 米国）ISM製造業景況指数（アメリカの製造業者の景況感を示す指数）
- 欧州）ユーロ圏小売売上高（ユーロ加盟国の百貨店やスーパー等の小売・サービス業の月間売上高）
- 独）ドイツ国内総生産（GDP）（一定期間内に国内で産出された付加価値の総額）
3.4 「金融政策」に関する経済指標
その国の金融政策に関する統計。各国の中央銀行が発表する政策金利には要注目です。
- 米国）FOMC
- 欧州）ECB
- 日本）金融政策決定会合
4. 重要経済指標発表前後の取引に注意！
統計の結果や発言内容によって相場が大きく変動する可能性があります。
重要度の高い経済指標や要人発言前後のお取引は十分にご注意ください。
参考資料
- 日本銀行「公表予定」
- FRB（Federal Reserve Board）「Calendar」
- ECB（European Central Bank）
- ABS（Australian Bureau of Statistics）
和田 直子
