4. 60歳代「単身世帯」の住宅ローン残高
同調査によると、借入金残高があると回答した方のうち、住宅ローン残高の平均は146万円、中央値は0円でした。
内訳は以下のとおりです。
- 50万円未満:0%
- 50~100万円未満:0%
- 100~200万円未満:3.1%
- 200~300万円未満:0%
- 300~500万円未満:3.1%
- 500~700万円未満:1.6%
- 700~1000万円未満:1.6%
- 1000~1500万円未満:3.1%
- 1500~2000万円未満:0%
- 2000万円以上:3.1%
- 0または無回答:84.4%
1000万円以上の残高がある人は、約6%いるようです。
近年は60歳を超えても住宅ローン残高がある人は珍しくありません。退職金で完済する予定の人もいるでしょう。
ただし、リタイアする前に借入額はゼロにしておきたいものです。
というのも、老後の収入は現役時代から大幅に減ることが一般的であるからです。
最後に老後の収入事情について見ていきましょう。
5. 年金収入になると現役よりどれほど減るか
厚生労働省年金局の資料をもとに、年金収入について確認していきます。
5.1 厚生年金の収入(平均月額)
厚生労働省年金局「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の受給額の平均月額は以下のとおりです。
- 男性:16万3380円
- 女性:10万4686円
※国民年金(老齢基礎年金)を含む