育休・産休中でもボーナスは原則受け取れる
どの業種や企業規模においても、基本的にボーナスは支給されていることがわかりましたが、育休・産休中でもボーナスはもらえるのでしょうか。
結論からお伝えすると、育休・産休中でも原則として、会社に在籍しているのであればボーナスは支給されます。
「男女雇用機会均等法」及び「育児・介護休業法」では、妊娠や出産、育児などを理由に従業員に不利益な対応をしてはいけないと定められています。
上記から、基本的には出産や育児のために休業をしている会社員の方もボーナスを受け取ることはできるのです。
とはいえ、ボーナスの支給額は各企業ごとの裁量に委ねられていることから、満額受け取れる保障はなく、企業によっては減額されるケースもあります。
より詳しく知りたい方は、勤務している会社の就業規則を確認してみると良いでしょう。
ボーナス支給額の相場は「企業規模」と「業種」によって大きく変わる
本記事では、大企業と中小企業のボーナス支給額の相場について詳しく紹介していきました。
2023年の夏季ボーナスの平均支給額は「39万7129円」、2022年の冬季ボーナスの平均支給額「39万2975円」となっており、基本給のおよそ1カ月から2カ月分をもらえる人が多いとうかがえます。
また、企業規模や業種によっては、60万円や80万円を支給されるケースもあるため、ボーナス支給額の相場は「企業規模」と「業種」に大きく影響するとうかがえます。
本記事を参考に、ご自身のボーナス額が相場よりも上なのかどうかを、比較してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和5年2月分結果速報等)」
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和5年9月分結果速報等)」
- E-Gov法令検索「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」
- E-Gov法令検索「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」
太田 彩子