中南米スマートフォン市場の出荷シェア
首位のSamsung(サムスン、韓国)
Samsungは、引き続き中南米スマートフォン市場での王者となった。
しかしながら、シェアは前年同期からシェアを5%近く落とした。
要因は、ローエンド商品を絞り、高価格機種(Z Flip 5 / Z Fold 5)を前面に出した結果と言える。
ただし、9月下旬にかけてエントリーレベル機種の出荷量を増加させているため、年末のホリデーシーズンにシェアは増加基調となる可能性がある。
2位のMotorola(モトローラ、本社はアメリカであるが親会社は中国レノボ)
Motorolaのシェアは前年同期をわずかに下回ったものの、出荷台数は伸びた。
前年同期に低価格機種が十分に供給できず台数が少なかったことが要因だ。2023年はEシリーズが十分に供給できており、出荷台数の伸びに貢献している。
3位のXiaomi(シャオミ、中国)
Xiaomiは、出荷台数、シェアともに前年同期比で増加した。
Xiaomiの出荷状況は、中南米のほぼすべての国で改善している。とりわけ、メキシコ、ブラジルなどが同社の成長に大きく貢献している。