マイホームの中心ともいえるLDK(リビンク・ダイニング・キッチン)に関する不満は決して少なくないようです。
12月には5年に一度の「住まいの満足度・意向調査」が始まります。
前回の結果では、住宅に対する評価で「満足」「まあ満足」「多少不満」「非常に不満」の4つの選択肢の中で、「多少不満」及び「非常に不満」と回答した方の合計(不満率)が、23.1%となっています。
数千万円の費用をかけて取得したマイホームで、2割以上の方が何らかの不満を抱えているのは、決して好ましいことではないでしょう。
そこで本記事では、中でもLDKにまつわる”後悔した事例”を紹介したいと思います。
対策の仕方なども併せて紹介するので、今後のマイホームづくりの参考にしていただけると幸いです。
LDKのプランニングで後悔した人の失敗談
マイホームにおける「LDKのプランニング」で後悔した人の実際の事例には、次のようなものがあります。
- 千葉県60歳代:LDKのキッチンの向きがリビングに背を向けた方向にあるため、調理中に家族と会話したりTVを見ながら作業したりできないので後悔しています。
- 東京都30歳代:LDKが20畳の長方形ですが出入り口が1か所しかないので、複数人が出入りする朝などは使いにくさを感じています。
- 東京都30歳代:LDKが家の北側にあるため日当たりが悪く、逆にトイレや浴室が南側にあるので日当たりが無駄になっているような気がします。
- 埼玉県40歳代:LDKが広いので冷暖房の効きが悪く、電気代がかかってしまいます。
- 山梨県40歳代:LDKが最小限の広さなので、家族全員で食事をする際には狭くて窮屈さを感じています。
LDKとはリビングルーム(L)とダイニング(D)、キッチン(K)の3つのスペースが一つの空間になった間取りのことをいいますが、実際に生活してみると広すぎたり狭すぎたりといった広さに対して不満を持つ方が多いようです。
広すぎると冷暖房の効きが悪くなったり(電気代がかかる)、掃除の手間が増えたり、中には使用しない無駄なスペースが出来てしまったりすることもあります。
逆に狭すぎると家族全員がゆったりとくつろぐことができず、家族がLDKに集まる機会が少なくなってしまいがちです。
その他ではLDKを配置する方角が悪くて快適ではなかったり、キッチンセットのレイアウトが悪くて使い勝手に不満を感じてしまったりすることもあるようです。
LDKのプランニングで後悔しないようにするための対策
LDKは住まいの中でも生活の中心となる場所なので、「家族全員が集まる快適な場所」となるように心がける必要があります。
1. 採光や通風の良さが不可欠
居心地が良い快適な空間を作るためには採光や通風の良さが不可欠となるので、LDKは家の中で最も採光や通風の良い場所に配置することが原則になります。
2. LDKの広さ
またLDKの広さは家族の人数や用途によっても異なりますが、一般的にはキッチンが約4畳、ダイニングが約6畳、リビングが約8畳で、合計18畳程度(約30㎡)になることが多いようです。
ただしどんな家具や家電を設置するのかによってもLDKの最適な広さが変わってしまうので、家具を置いたらリビングが狭くなったということにもなりかねません。
したがって、事前に設置する家具や家電を検討しておく必要があります。
3. 家族ひとりひとりの動線にも配慮
さらにプランニングの際には、家族ひとりひとりの動線にも配慮することが大切です。
LDKへの出入り口が廊下からの1か所しかない場合には不便さを感じてしまうことが多いので、複数の部屋から直接LDKに出入りできるようにしたり、キッチンから洗面脱衣室へとつながる家事動線を確保したりすることで、人の出入りが多いことによる不便さを解消することができます。
また来客の多いご家庭では、リビングにはあまり生活感を感じさせないことが求められます。
リビングとキッチン、ダイニングとを間仕切り収納などで仕切って余分なものを隠す工夫をしたり、リビングとキッチン、ダイニングの床に段差をつけて視界を妨げたりする方法があります。
こうした工夫はあとからリフォームで改善しようとすると高額な費用がかかってしまうので、新築する段階でしっかりと検討しておく必要があります。
一方、近年では対面キッチンが主流になり、調理中の家族とのコミュニケーションが重視されています。
しかしその場合には調理中の臭いや油などがリビングダイニングに広がってしまいがちで、散らかりがちなキッチンのシンク廻りもリビングから丸見えになってしまうことがあります。
キッチンのシンクやワークトップの上を常に綺麗にしておくのは、たとえ調理中でなかったとしてもなかなか難しいものです。
そのためリビングダイニングとキッチンとの間に視線を遮らない程度の高さの立ち上がりやカウンターを設けることで、ある程度目隠しすることができます。
これはあとからリフォームすることも可能なので、気になるようであればリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。
【マイホーム】快適なLDKを作るために
家族全員でのんびりとくつろぐことができる快適なLDKを作るためには、他の人の失敗事例を参考にすることも大切です。
また同じLDKであっても、明るさ、広さ、開放感、使い勝手、断熱性、遮音性など何を重視するのかは人によって異なるものなので、事前にインターネットや住宅雑誌などの施工実例を見て積極的に情報収集を行い、自分が求める理想のLDKの姿を明確にしておく必要があります。
注文住宅におけるプランニングの多くの失敗事例は事前の検討不足といえるので、できるだけ多くの情報を集めることをおすすめします。



