みなさん、11月4日はなんの日だったかご存じでしたか。正解は、11(いい)04(推し)で、「推しの日」です!
好きなアイドルやキャラクターなどを応援する「推し活」は、2021年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたことでもその言葉の認知度がぐっと広がりました。
「推し活」に着目して新しいビジネスも生まれるなど、その勢いはうなぎ上り。今回はZ世代の「推し活」に注目し、実態を調査していきます。
そもそも「推し活」って?
「推し活」の意味とはなんでしょうか。国民生活センターによると、「推し」は以下のように定義づけられます。
「ほかの人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物」(国民生活センター)
そこに、活動の「活」がついています。オタク文化においては、アニメ「アイカツ!」から始まり、ライブに行ったりグッズを買ったりする「オタ活」という言葉ができました。その流れで“推し”をさまざまな形で応援する「推し活」が誕生したようです。
ただ、オタク用語は、なかなか定義づけにくい場合もある言葉だと感じます。そこで、LIMO・U23編集部員からの意見をもとにまとめてみました。
- 愛情表現の一種であり、「好き」に加えて応援と投資の要素がある活動
- 人生をかけられる、時間やお金を惜しみなく使って応援する、魅力を広めたいなど、気持ちの強さは「好き」の領域を超えている
- 恋愛や友情の「好き」は自分にもその感情が返ってきてほしいが、「推し」に対しては一方通行でも構わない
人によって使い方はそれぞれですが、思いの強さがわかりますね。
「好き」よりも一歩踏み込んだ感情の「推し」。そのためか、「ライブにはいくけれど、推しとまではいかないかも」という風に、自分の好きなものを「推し」と呼ぶべきなのかどうか悩む声もあがりました。