「ふるさとワーキングホリデー」はメリットが多い? 関係人口増加のため総務省が実施
旅行目的や移住先探しにも有効な制度
mutarusan/istockphoto.com
聞きなじみがある方も多い「ワーキングホリデー」。オーストラリアやカナダ、その他ヨーロッパなど、海外で働きながら語学を勉強できるというイメージが強く、自分とは無縁だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ワーキングホリデーは海外だけではありません! 実は、日本国内でもできるワーキングホリデーがあります。
そこで今回は、国内でできる「ふるさとワーキングホリデー」の制度や中身、学生にとってのメリットを紹介していこうと思います。
「ふるさとワーキングホリデー」とは
そもそも「ふるさとワーキングホリデー」とはどういった制度なのでしょうか。
ふるさとワーキングホリデーの制度概要
総務省が2017年1月より始めた新しい取り組みで、以下のように定義されています。
「日本中の故郷で地域の仕事をしながら、地域の人たちとの交流や学びを通じてリアルに地域の暮らしを体験できる」(総務省「ふるさとワーキングホリデーポータルサイト」)
学生のみならず、社会人もや対象です。
日本の地域で2週間から1カ月程度、働くことで収入を得ながら、休日は自由に過ごすことができるため、ちょっとした旅行気分や移住先の検討ができるかもしれません。
制度を通して、地域住民との交流や勉強会を行い、数日間の旅行では味わうことのできない地域の実際の生活を体験することができます。
執筆者
LIMO・U23編集部は、くらしとお金の経済メディア「LIMO」編集部に所属するインターン生で構成された編集部です。LIMO編集部メンバーにメンターとして監修してもらいながら、Z世代の視点で情報発信していきます。U23編集部メンバーは全員、大学・専門学校に在籍する現役学生。就活や勉強のことから、学生のお金事情やライフハックまで、U23編集部と同世代の読者の方が気になる話題を、ときには鋭く、ときには寄り添って発信していきます。
2024年7月現在メンバーの在籍校は、慶應義塾大学、国際教養大学、駒澤大学、津田塾大学、東京女子大学、東京デザイナー学院、一橋大学、龍谷大学、横浜市立大学、早稲田大学。LIMOのインターンシップは、フルリモートの環境を生かして実施しています。(2024年7月12日更新)
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/校閲者/編集者/介護・終活記事担当
早稲田大学第一文学部卒。公益法人勤務を経て、フリーランス校閲・校正者として15年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。介護離職寸前の状態となったが、配置転換や社内初の介護休暇取得を経てビジネスケアラー生活を乗り切り、認知症の家族の看取りを経験した。一般社団法人終活協議会「終活ガイド資格1級」「認知症介助士」取得。現在は、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、介護や終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事を担当。趣味は美術館巡り、映画鑑賞、庭いじり(2024年7月10日更新)