学生にとって「ふるさとワーキングホリデー」メリットは?
では、「ふるさとワーキングホリデー」は学生にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
メリット1:海外にいくよりもハードルが低い
海外に行くワーキングホリデーよりもハードルが低いことが大きいでしょう。
海外に行く場合、ビザの取得や現地までの航空費、言語や治安の違いなど始めるにあたって負担になることが多いです。
メリット2:生活費の負担が少ない
特に、海外で暮らす場合に、にあたっては生活費が高額になります。
日本ワーキングホリデー協会のホームページによると、2023年6月更新の情報で、オーストラリアの宿泊費・生活費が月14万円程度です。2019年時点でオーストラリアでは$800と、当時のレート(1AUD=約75円)で計算すると6万円になります。
2023年現在は、今よりも円安・物価高のため以前よりももう少し高くなっていると考えられます。
参考までに、2019年時点の情報では、宿泊費の記載はなく「生活費」と書かれていますが、当時に必要とされた生活費は、AUD $800です。当時のレート(1AUD=75円)で計算すると、約6万円です。
「ふるさとワーキングホリデー」であれば、住民票を移す必要も言語の違いもありません。
自治体によっては交通費を一部負担してくれるところもあります。また、宿泊施設が用意されていたり、食事が用意されたりしていることも多く、生活費を大幅に圧縮できることがあります。
どちらでも、その土地の文化や慣習の違いなどを経験すると思いますが、国内であれば参加しやすいと思います。
メリット3:キャリア形成に役立つ
大学生にとっては、将来のキャリア形成に役に立つでしょう。
就職活動のための社会経験ができるのはありがたいところ。また、就職先の選択肢のひとつとして、まずは地域での体験してみるなど直近のキャリア形成に非常に意味のある経験になると思います。
それだけでなく、仕事をしながら、地域の人たちとの交流や学びを通じて地域の暮らしを体験することで、今まで知らなかった新しい自分を知ることができ、人生にとって非常に有意義な経験になるに違いありません。
いい経験につながった思い出
U23編集部内では、「海外のワーキングホリデーよりも参加しやすそう」「将来の地方での暮らしなどを意識する上で役に立ちそう」「新しいアイデアを得られそう」などという理由で参加してみたい部員が多かったです。
就職活動がまだまだ先だと考えている大学1~2年生や、就職活動が落ち着いた上級生などにぜひ挑戦してもらいたいもの。「自分を見つめなおすきっかけが欲しい」「いつもとは違う長期休みを過ごしてみたい」という想いがあれば、ふるさとワーキングホリデーに挑戦してみてはどうでしょう。
私自身、大学の授業で地域に2週間住み込みで過ごしたことがあります。
地域の人と仲良くなることで、ネットには出てこない魅力を発見したり、地域の特産品を使った家庭料理を御馳走していただいたり、とてもいい経験になったのを覚えています。
気になるという方は、ふるさとワーキングホリデーのポータルサイトをのぞいてみてください!
参考資料
- 一般社団法人ワーキングホリデー協会「ワーキングホリデー(ワーホリ)に必要な費用」
- 一般社団法人ワーキングホリデー協会「はじめてのワーキングホリデー」
- 国土交通省「全国の「関係人口」は1,800万人超! ~「地域との関わりについてのアンケート」調査結果の公表~」
- 国土交通省「全国の「関係人口」は1,800万人超! ~「地域との関わりについてのアンケート」調査結果の公表~」報道用資料
- 総務省「ふるさとワーキングホリデー ポータルサイト」
LIMO・U23編集部