令和4年度の国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅取得世帯の住宅を選ぶ理由で「住宅のデザインが気に入ったから」が一番多く、約62.2%と最も多くなりました。
つまり「家の見た目」の印象でハウスメーカーを決める方が多いと言えます。
しかし、見た目を重視するあまり日当たりや風通しなど、快適に暮らすための工夫を怠ってしまうケースが多いのも事実です。
今回ご紹介するご夫婦も、20歳代のときに家の見た目やデザインを気に入ってハウスメーカーを選んだそうです。
しかし結果的に、満足点よりも後悔点が多くなり「できるならもう一度家を建て替えたい」と話しています。
そこでこの記事では、注文住宅を建てて後悔した「青森県40歳代ご夫婦」の体験談をご紹介します。
プロからのアドバイスも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
注文住宅を購入して後悔した3つのポイント
ここでは、ご夫婦が後悔した3つのポイントを紹介します。
1.子ども部屋の仕切りで後悔
ご夫婦のコメント
「子どもが小さかったため、仕切りをなくしてひとつの部屋にしていましたが、いざ仕切りを作ろうと思うと意外に費用と時間がかかりました。初めから子ども部屋に仕切り壁を作っておけば良かったです」
プロからのアドバイス
子ども部屋を仕切る予定の方は、スムーズに仕切りを設置するための2つの注意点を覚えておきましょう。
- 壁に下地補強をしておく
- 子どもの性別でパターンを考える
子どもが成長した段階で壁を設置する場合は、設置部分の天井と壁に下地補強をしておくとスムーズでしょう。
費用も3万円くらいでできます。
また、子どもの性別によって、仕切り方を考えておくのもおすすめです。
- 兄弟…建具、壁
- 姉妹…本棚、家具
- 兄妹・姉弟…壁など
仕切りを「引き戸」などの建具にする場合、開放したり外したりすれば「ひとつの部屋」としても活用できます。
新築時から設置しておいても邪魔になりません。