4. 【富裕層】の共通点その1
富裕層の方は、いつも豪快にお金を使うわけではありません。
反対に「お金持ちほどケチ」と聞いたことがあるかもしれませんが、筆者は「必要なものには惜しみなくお金を使う」という印象をもっています。
富裕層と呼ばれる資産家たちは、必要と思ったことやモノに対してはお金を惜しみなく使います。
自分が価値を感じないものに対しては財布の紐をしめ、一方で「価値を見出したもの」には惜しみなくお金を出す傾向があるのです。
たとえば、「趣味」や「教養」に関連する支出など。
文化に触れて心身を解放させることで、明日への活力や仕事につながる情報を得ることができます。
一見無駄に思えることであっても、「ホンモノのお金持ち」たちは価値を感じているのです。
自己投資ともいえるかもしれませんね。
5. 【富裕層】の共通点その2
「お金を増やすことに意識を向ける」というのも多くの富裕層に共通するポイントです。
「今てもとにあるお金」を守るだけでなく、「さらにお金を生み出す」という視点を常に抱えています。
具体的には、お金の使い道を考えるときに「どういった使い方をすれば、さらに効率よくお金が増えるか」という発想を持つのです。
以上の2点から見えてくることは、「自分への投資」が最終的にお金を生み出すかどうかを見極められるということです。
世間でいう「浪費」とは大きく異なることがわかるのではないでしょうか。
こうした価値観を持つ「ホンモノのお金持ち」たちは、金融商品を選ぶ際にも「上手に資産を増やす」という目的意識を忘れません。
6. まとめにかえて
ここまで、富裕層の割合やお金に対する共通のマインドを確認しました。
お金持ちはお金には困らないというイメージも強いですが、筆者が触れた富裕層達はお金に対するこだわりが非常に強い印象を受けました。
全員が富裕層になることは難しいですが、お金に対するこだわりなど参考にするべきポイントは多いでしょう。
人生100年時代と、長生きの時代では益々お金の準備が必要になります。お金の問題で困らないよう、富裕層のマインドを参考にしてみてはいかがでしょうか?
しっかりと準備を行い、長い人生お金には困らないようにしたいですね。
参考資料
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)10月分(2023年11月24日公表)」
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」
- 国税庁「令和4事務年度 所得税及び消費税調査等の状況」
徳原 龍裕