「貯蓄3000万円」何歳なら達成しやすい？年代ごとの割合を検証金融資産3000万円以上を達成するには早めの行動がカギ

積立期間が30年間の場合、毎月約5万2000円ずつ積み立てることで、金融資産3000万円に到達します。

内訳は、投資元本が1872万円、運用益が1158万2000円です。

投資期間が長いほど投資元本が少なくても目標を達成できる可能性があり、運用益の比率も高いことがわかるでしょう。

ただし、50歳代で目標を達成するなら、20歳代の若いうちから毎月5万円超を投資に回せるだけの余裕がなければなりません。

金融資産3000万円以上を達成するには早めの行動がカギ

金融資産3000万円以上を達成するには、なるべく早い段階から貯蓄や資産運用を始めておくことが大切です。

今回シミュレーションした通り、積立期間が長いほど複利効果が高まり、投資元本に対する運用益の比率が高くなります。

しかし、若いうちから毎月5万円以上を投資に回すのは難しいという方もいるでしょうし、生活費を削ってまで無理に投資を行う必要はありません。

その場合は少額からでも投資経験を積んでおき、資金に余裕ができてから投資金額を増やすようにしましょう。

また、積立投資以外にも株式や投資信託などに一括投資して大きなリターンを狙う方法もありますが、投資の知識が乏しいと大損する可能性もあります。

短期的なリターンを狙う場合は必ず知識を身に付け、慣れるまでは少額から始めるなどのリスクヘッジを行いましょう。

加藤聖人