【厚生年金と国民年金】夫婦orシングルで受給額の目安はどれだけ変わるか

2. 【厚生年金と国民年金】平均受給額はいくら？

前章でお伝えしたように、将来受給予定の年金が「厚生年金」か「国民年金」かで月に受け取れる年金受給額が大きく変わります。

では具体的に、厚生年金と国民年金それぞれで、いくら受け取れるのでしょうか。

本章では、厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、厚生年金と国民年金の平均月額について紹介していきます。

※紹介する厚生年金受給額は国民年金受給額も含みます。

厚生労働省の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均月額は「14万3965円」で、男女別の年金月額階級別の受給者数は下記のようになっています。

男性の平均受給額は「16万3380円」、女性の平均受給額は「10万4686円」となっており、男女においても受給額に差が生じています。

厚生年金は「報酬比例制」となっており、加入時期や現役時代の年収によって受給額が変わることから、個人差が出やすいのでしょう。